新型コロナウィルスの影響で一時休校だった学校が再開してもなお、第2波の心配が迫っています。政府も文部科学省もオンライン授業の推進を強化し、自治体や各学校でオンライン授業の準備、取り組みをおこなっていますが、まだまだ追いついていない中、ご自宅でもオンライン授業の環境は整えていきたいところ。
では実際にオンライン授業を受ける生徒さんはどんな準備をすればいいのでしょうか？
ここではオンライン授業に必要なものをわかりやすくご紹介いたします。
このページは随時、更新していきますので小まめに覗いていただけるとうれしいです。
とにかく早くオンライン授業を受けられる環境を整えたい！
とにかく早くオンライン授業を受けられる環境を整えたい方！向けの準備品です。
基本は、タブレット＋Wi-Fiの組み合わせになります。
■必要なもの (上図参照)
①タブレット または ②スマートフォン
③ポケットWi-Fi または ④無線ルーターと ⑤光回線
⑥ヘッドセットマイク または ⑦マイク付きイヤホン
基本は、タブレット端末＋Wi-Fiの組み合わせ
スマートフォンを利用することもできますが、画面が小さいため授業を受けるのに限界があります。やはりタブレット端末がおすすめです。
また通信環境は、光回線のように固定の場合、工事が必要な場合もあるので、速やかに揃えるならポケットWi-Fiがいいでしょう。
しかしメリットもデメリットもあります。
タブレット端末＋Wi-Fiのメリット・デメリット
●メリット
・安価で簡単に始められる
・ポケットWi-Fiだと天気のいい日はベランダや公園など屋外でも受講できる
・無線ルーターと光回線なら通信が安定する
・ヘッドセットマイク またはマイク付きイヤホンは無くても可だが、あると音質も良いし先生の声が聞き取りやすくなる。
●デメリット
・スマートフォンは画面が小さいので、授業を受けるのに限界がある
・タブレットもノートパソコンよりも画面サイズが小さいので、先生の書く字やテキストが読みづらい
・タブレット、スマートフォン本体のカメラを使うため、角度調整が難しい
・タブレットはカメラの画素数が小さく、相手には粗く映ってしまう。（先生から見たら顔の表情がわかりづらい）
・ポケットWi-Fiの場合、ギガ不足になることがある
・場所によってはWi-Fiが入らないところもある
関連記事最安１万円で揃うオンライン授業のためのタブレット端末+Wi-Fi。
代表的なおすすめのタブレット
タブレットのサイズは、8インチか10インチが主流です。ここでは代表的なおすすめタブレットを紹介しますが、各種、仕様など情報がたくさんあるので、オンライン授業に必要な最低限の情報＝カメラの画素数、ディスプレイのサイズに絞って紹介いたします。
iPad mini Wi-Fi 64GB ／ 256GB
[カメラの画素数] ８メガピクセル＝800万画素
[ディスプレイ] 7.9インチ
iPadは、Wi-Fiモデルとセルラーモデルがあります。Wi-Fiモデルは、UQコミュニケーションズのWiMAX、Yahoo! BB、
子供ながらに思うのは、デザインを気に入ると愛着もわいて長く使いたくなりますよね。そうすると集中力も高くなり、効率の良い勉強ができそうです。そういう意味ではスタイリッシュなデザイン、性能ともに高評価のiPad miniはお薦めです。
マイクロソフト Surface Go(サーフェス ゴー) 10インチ PixelSence
[カメラの画素数] 5MP＝500万画素
[ディスプレイ] 10インチ
Surface Goは、タブレットPCというカテゴリーに属し、別売のキーボードを付けることでノートパソコンのようにも使うことができます。画面もきれいでタッチ操作もサクサク動くので長く愛用するならおすすめの１台です。
HUAWEI MediaPad M5 lite 8（Android/8.0型）／ HUAWEI MediaPad T5 10 32GB Wi-Fiモデル
【M5 lite 8】
[カメラの画素数] 800万画素
[ディスプレイ] 約8インチ
LTE モデル（スペースグレー）、 Wi-Fi モデル（シャンパンゴールド）があります。
Amazon ファーウェイ 楽天市場店 HUAWEI 公式サイト
【T5 10】
[カメラの画素数] 800万画素
[ディスプレイ] 約10.1インチ
Amazon ファーウェイ 楽天市場店 HUAWEI 公式サイト
アンドロイドのタブレットの中では１位のHUAWEI。お手頃な価格なのにハイスペックなのが魅力です。LTEモデルはSIMカードも使えるようなので通信料を抑えることもできます。
Lenovo Tab E8 WiFiモデル ／ Lenovo Tab E10 10.1型 WiFiモデル
・Apple iPad (公式サイトへ)
・Amazon Fire HD (公式サイトへ)
・NEC LAVIE (公式サイトへ)
・NTT docomo (公式サイトへ
・HUAWEI (公式サイトへ)
・Microsoft Surface (公式サイトへ )
・マウスコンピューター (公式サイトへ )
・Lenovo (公式サイトへ)
限られたスペースでもしっかり準備したい！
学習デスクがあるご家庭ならノートパソコンがおすすめです。限られたスペースでもしっかりオンライン授業の環境を整えることができます。
■必要なもの
①ノートパソコン
②ウェブカメラ（無くても可だが、その場合、パソコンについてるカメラを使う）
③ポケットWi-Fi または ④無線ルーターと ⑤光回線
⑥ヘッドセットマイク または ⑦マイク付きイヤホン
●メリット
・ノートパソコンは、画面が大きいので、先生の書く字やテキストが読みやすくなる
・ノートパソコンは、処理速度も速いので途中で画像が止まるなどのストレスが軽減される
・性能の良いウェブカメラは、先方(先生や友達)への映りが良い
●デメリット
・Wi-Fiのギガ不足になることがある
・場所によってはWi-Fiが入らないところもある
・パソコンのカメラは、画質が粗いものもある
代表的なおすすめのノートパソコン
ノートパソコンはタブレットに比べ画面が大きいのがメリット。とはいえ大きすぎるのも持ち運びに不便を感じることもあります。大きさと軽さのバランスも大切かもしれません。しかしオンライン授業で一番大切なのは、先生の顔と声がずれて届いて何を言っているのかわからない状態。これではせっかくのオンライン授業もストレスになってしまいます。
そのためには、送られてくる映像の処理をパソコンがサクサクとおこなってくれることです。
オンライン授業を受けるうえで、最低限ほしいスペックは
・CPU(プロセッサ)；インテル® Core™ i3 以上
・メモリ；4～8GB
・HDD；1TB
・ディスプレイサイズ；13インチ以上
これくらいあるとディスプレイに映る先生や友達がスムーズに動きます。映像の処理は、CPU(プロセッサ)とメモリが担います。これが大きければ大きいほど処理能力が高いということになります。
また先生から送られてきたテキストや資料を保存しておくのはHDDの役割です。そしてディスプレイが大きいとディスプレイ越しの先生や友達を見ていても疲れづらいです。
いっぽうノートパソコンに搭載されているカメラは、概ね92万～96万画素が多いです。
NEC Direct LAVIE Note Standard シリーズ
NEC Direct は、NECの直販サイトでCPU、メモリ、HDD、ディスクドライブ、Officeなどを自分仕様にカスタマイズして注文するオーダーメイド型のサイトえす。NECは、企業用のパソコンとしても導入されていて、安定・安心という面ではピカイチです。
こちらは一例ですが、NEC Direct の特徴は豊富な品揃えと常にキャンペーンをおこなっていて期間限定のクーポンを発行しています。こちらを利用するとかなりお得に自分だけのノートパソコンが手に入れられます。
またカスタマイズして注文するのは面倒という方は、数量限定ですがアウトレットもおすすめです。こちらは旧モデル、キャンセル未開封品などをお手頃価格で購入することができます。数量限定なのでカラーなども限られていますが、最短2週間程度で届くので急いで欲しいという方にはおすすめです。さらにアウトレットとはいえクーポン対象商品もあるので、こまめにチェックしておくと、さらに安く購入することができます。
ASUS(エイスース) ZenBook ／ ASUS VivoBook シリーズ
高性能とリーズナブルな価格設定、世界中で高い評価を得ている「ASUS(エイスース)」。1989年に台湾で設立。パソコン、周辺機器を製造・販売するメーカーですが、台湾ときいて思い出すのは、今回の新型コロナウィルス危機でマスクの配布システムで”神対応”と一躍脚光を浴びているオードリー・タンIT大臣。
とすれば「ASUS」が高性能なのも納得です。
ASUSのノートパソコンは、ASUS ZenBook ／ ASUS VivoBook ／ ASUS TransBook ／ ASUS Gamingノート、4つのシリーズから構成されていてオンライン授業やビジネスで多く利用されているのが、ASUS ZenBook ／ ASUS VivoBook の2つのシリーズ。ZenBookのほうが上位モデルとなっています。どちらもラインナップが豊富なのですが、VivoBookは3万円代からあり、人気の製品は在庫切れが目立ちます。ZenBook もリモートワークの影響もあり、わりと高額な製品でも在庫切れが目立ちます。
そのあたりを踏まえて、選ぶといいでしょう。
初めてサイトを訪れた方は、ラインナップの多さに戸惑うかもしれません。なのでサイトの左のスペックメニューから任意の項目にチェック(✔)するだけで該当の製品が表示されますので、それらの詳細を比較するといいでしょう。
とことんオンライン授業の環境を整えたい！
授業も進んでオンライン授業にも慣れてくると、もっと良い環境欲しくなります。それなることを見越して、最初からしっかり準備をするのもありです。ここまで揃えられるとオンライン授業も安心です。
■必要なもの
①デスクトップパソコン
②ウェブカメラ
③外付けスピーカー
④有線LAN または 無線LAN
⑤ルーター
⑤光回線等
⑦ヘッドセットマイク
⑧マイク付きイヤホン
●メリット
・デスクトップパソコンは、ノートパソコンより画面が大きいので、先生の書く字やテキストがさらに読みやすくなる
・光回線は、容量制限がなくギガ不足になる心配がない
・通信容量が大きいため、速度が遅くなる心配がない
・性能の良いウェブカメラは、先方(先生や友達)への映りが良い
●デメリット
・初期投資と準備に手間と時間がかかる
代表的なおすすめのノートパソコン
最近のデスクトップパソコンはコンパクトな設計、ハードはしっかり保護されているというのが特徴で、大きく分けてモニター分離と一体型の2種類があります。
■モニター分離
メリット；モニターと本体を別々に置くことができるのでデスク周りを自分が使いやすいようにレイアウトできます。
デメリット；モニター、マウス、キーボード、LANケーブルなどの配線がゴチャゴチャしがち。ただしマウス、キーボードはBluetooth対応、LANケーブルは無線LANを使えばすっきりさせることもできます。またほとんどの場合、ディスプレイにはWebカメラは非搭載（別途購入する必要がある）です。
■一体型
メリット；モニターは大きく、本体は小さめな省スペース設計。配線もスッキリできるたえデザイン重視の方にはお薦めです。
デメリット；モニターの交換ができないので購入前に解像度や画面サイズなどの仕様をしっかり確認しなければなりません。また一体型はノートパソコンのパーツを搭載していることが多く、故障したら修理が困難です。
■デスクトップパソコンの総合的なメリットデメリット
メリット；据え置き型のパソコンなので、なんといっても安定感があるところ。パソコンの故障で授業が受けられなくなるのは、一番避けたい事態ですので、その点ではもっとも優れているといえるでしょう。
デメリット；安定感がある分、パーツの性能も高いために価格も高くなります。各メーカー、直販店の場合、割引きやクーポン、キャペーンなどで20～30%程度安くなるものの、それでも最低12万円以上はかかってしまいます。
富士通 デスクトップパソコン ESPRIMO エスプリモ FH / DH
ラインナップは、一体型 FH と 分離型 DH があります。
[カメラ] 一体型 FHに、Webカメラ約92万画素を搭載[ディスプレイ] 一体型 FHに、23.8型、27型
分離型DHは、モニター別売り。カメラは非搭載。
日本の老舗パソコンメーカーとして信頼の厚い富士通。お父さんお母さん世代の中には、初めて触ったパソコンが富士通だった、新入社員で入った会社のパソコンが富士通だったという方も多いのではないでしょうか。
この「ESPRIMO エスプリモ」はオンライン授業でも優れたパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。
23.8型の大きなモニター搭載の一体型から本体サイズ幅5.5cm×高さ18.6cm×奥行19.1cmというコンパクトな分離型と目的、用途に合わせてカスタマイズできる仕様になっています。ESPRIMO エスプリモのページではラインナップの特徴を一目で比較できる一覧表があるので、まずはそこで購入条件を絞るといいでしょう。
また、小学生のお子さんを持つ親御さんを対象に「WeB MART × KIDS」という専用のページが用意されています。こちらではマンガでわかる初めてのパソコン情報や「PCデビュー割」などが案内されています。
MOUSE(マウス) LUV MACHINES Slim ARS/AGS シリーズ
乃木坂46のコマーシャルでお馴染みのメーカー。量販店では見かけないマウスコンピューターですが製品にはこだわりがります。
・コストパフォーマンス
・幅広いラインナップ
・組み立ては長野県の自社工場
・充実したアフターサポート
ここで紹介のLUV MACHINES Slim ARS/AGS シリーズの最大の魅力は、設置スペースに困らない横置きも可能な省スペース設計と価格帯。
LUV MACHINES Slim ARS320EN-M2S1 の場合、幅100mm×奥行393mm×高さ367mm (突起部含む)、重さわずか5.9kg。
本体の価格は、標準装備であれば税別44,800円～。ただしモニターは別売りのオプションとなりますので、そこはご注意ください。
またパソコンはいつ困ったことが起こるかわかりません。マウスコンピューターのサポートは、24時間365日、いつでもお電話・LINEにてサポートをしてもらえる無償保証が１年間付いています。
まとめ
オンライン授業で準備するものって、けっこうありましたね。
とにかくすぐにでもオンライン授業を受けられる環境が必要という方は、スマートフォン、タブレット端末とポケットWi-Fiから揃えるのがいいでしょう。
そのうえで、やっぱりパソコンが必要となったらパソコンの購入を検討するよういしましょう。
入学から卒業まで使うことを考えたら、ある程度、性能が良いパソコンが欲しくなりますが、その分、価格も高くなってしまいます。いろんなメーカーのパソコンや周辺機器を比較して、ご予算の範囲でベストな準備をされてください！